本の海

書籍や読書に関する情報を紹介します

書評 『多読術』

セイゴオ先生が、読書について語るという面白くないはずがない一冊を紹介します。

多読術 (ちくまプリマー新書)

多読術 (ちくまプリマー新書)

本書はまず、編集担当者の高田さんという方からセイゴオ先生へのインタビュー形式で書かれており、テンポよく読むことができます。

内容としては、
前半部分がセイゴオ先生の人生における読書体験を紹介し、
後半部分は読書とは本質的に何かというテーマについての持論が怒涛の如く展開され、
最後は昨今の情報のデジタル化について言及されている、
という流れです。

数々の本の読み方の紹介の中で、クロニクル・ノートの話が非常に印象的でした。
クロニクル・ノートは、自作の年表のようなものです。
数冊のノートに1万年前から現代までの年号を予めふり、読んでいる本の内容を該当する年号のページに書き込んでいくそうです。
自分は、そのような作業を続けていける自信がありませんが。。
まさに知の巨人ですね。

 そして後半は、読書とはなにかというところを論じており、
一気に内容が難解になりますが、優しく説明してくれているので
最低限なんとなくわかった気にはなれます。(笑)
いや深いですこの部分は、一番読み応えがある部分だと思います。

全体的に内容は非常に濃いですが、読みやすい一冊です。

このような素晴らしい本が、古本屋で100円で入手できる世の中はこれまた素晴らしいです。